関口恒男/IceRainbowHut

ダイヤモンドダスト in Kawayuにてキービジュアルの役目を担う

インドのゴアにて「虹が映る小屋RainbowHut」を着想、50歳代から注目を集めてきたArtist関口恒男氏。人間の死をテーマとして越後妻有アートトリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭などに大規模な作品を発表してきた。瀬戸内での作品取材をきっかけに関口は2014年弟子屈にやってきた。氏としては初めてInnerRainbowHutを制作した。「てしかが極寒ARtフェスティバル」は敢えて一番寒い時期に開催している。その極寒の環境を活かし2016年には川湯園地にてIceRainbowHutを発表。木の枝と不織布と水(氷)で造った。20172月には川湯神社でIceRainbowHut2017(写真右)を制作した。極寒が造り出す「凍る」という現象と関口の創作が造り出す「美」が「神の空間」でコラボ、見事な作品として表現された。
 
 

 

バルコニーから見た冬景色

2017年2月に舞うShihori氏

 

インドで見守る。
関口は2018年冬、インドのゴアにいる。関口が夏、事前に制作したRainbowHutIceを吹き付けるのは地元のアート関係者。1月末には神社境内に2018版のRainbowHutが出現する。形は2016年版に似たドーム型を予定している。冬のイベント「ダイヤモンドダストin KAWAYU」のキービジュアルとして2月いっぱいまで展示される予定だ。
 
 
 

 
 

本間純/無名層 川湯

 
見えない彫刻の本間。
「見えない」ということをテーマに作品を制作してきた本間純。2015年に初めて弟子屈を訪れ、2016年紛れる彫刻「開拓者」を制作、川湯園地の森に展示した。瀬戸内や横浜の国際芸術祭を始め全国で作品を展開している。2017年には川湯温泉の歴史をふまえ過去と現在を?ぐ作品「無名層Anonymous layer」を展開している。本間の作品構想は穴の開いたボードに過去の写真を転写し、現在の風景と重ね合わせるというものだ。神社では拝殿をバックに半世紀以上前の上棟式が浮かび上がり当時と現在を結ぶ。街は多くの目に見えない要素も含め 成立している。それは、固有の場が持つ文化的背景だ。 川湯にも何層にも積み重なった時間や記憶がある。「 無名層」は歴史に埋もれた過去に光をあて、現代とは全く異なる時間軸をもつ彫刻として街に配置し、過去と現在を同時に見ることができる風景をつくりだす。

 
 
 

 

 
 
 

 

半世紀以上前に行われた神社の拝殿上棟式

過去と現在を繫ぐ無名層という作品。
使用された写真は川湯の街の 遠い過去のひと時を切り取ったものである。それは今はもう見ることができない風景、人々、風習など、かつての生活や文化が瞬間として 切り取られている。規則的に穴をくり抜いた板に、それらの写真を転写することで写真の全貌は見えない(もしくはぼんやりと見える)。 その穴を通して写真と重なるように見えてくるのは、現在の風景である。。 「無名層」は街と溶け合い呼応しながら、過去や現在だけでなく、未来をも喚起させるような風景を出現させるだろう。